みなさんこんにちは、ねこたです。
キャットケージって何のために使うの?そもそも必要あるのかな?
ケージに閉じ込めて飼うのは可哀想だよ…。
猫用トイレやキャットタワーなどは用途がハッキリしているのに対し、キャットケージって何のために必要なのか、いまいちパッとしないですよね。
人によっては、「ケージは猫をずっと閉じ込めて飼うためのものだ」と勘違いしてしまうかもしれません。
そこで今回は、キャットケージの必要性や購入する際の後悔しない選び方についてこの記事にまとめてみました。
ケージに猫を閉じ込めて飼育するのはNG
まず、キャットケージについて認識してもらいたいのは、「猫を閉じ込めて飼育するためのものではない」ということです。
猫は適度に運動しないと肥満の原因になったり、筋肉が衰えてしまいます。いくら大きめのケージを用意したとしても、ケージの中で猫の生涯をずっと過ごさせることは不可能です。
キャットケージはあくまでも、猫を一時的に隔離するために使用するためのものと考えた方がいいです。
こんな時のために!キャットケージの必要性
基本的にキャットケージは「猫のストレスや不安を軽減できる居場所の提供」と「猫を隔離しておける場所」、この2つの目的で使うことが多いです。
実際に猫を飼っていると、「ケージがあって助かった!」「キャットケージが必要だなあ〜」と思う場面がたくさん出てくるんですよね。
ここでは、そんなキャットケージが必要になる具体的な場面を5つ紹介します。
初めて猫を迎え入れるとき
まず、猫を初めて家に迎え入れる時にキャットケージがあると猫は安心できます。
どんなに人慣れしている猫でも、初めての場所・環境に連れてこられた時はとても緊張しているので、まずは安全に身を隠せる場所を探します。
不安を強く感じる猫ならば、テレビやソファーの裏、冷蔵庫の横の隙間などに隠れて、おびえてなかなか出てきてくれない場合もあります。
そんなとき、キャットケージがあれば猫も飼い主さんも安心できるので助かります。
新しく猫を迎え入れるとき
多頭飼いを始めるとき、新しく猫を迎え入れるときにもキャットケージは非常に役に立ちます。
新しく猫を迎え入れるときに、先住猫と新しい猫をいきなり接触させるのは危険です。
猫はテリトリー意識がとても強い動物なので、急に自分のテリトリーに知らない猫が入ってくると、敵とみなして喧嘩になる可能性が高いからです。
キャットケージがあれば、ケージに新しい猫を入れることで少しずつお互いのにおいや鳴き声を慣れさせ、互いにストレスを最小限におさえて迎え入れることができます。
ケージの中に先住猫が使っていたタオルや布などを入れて、お互いの匂いに早く慣れさせたりもできます!
人見知りな猫が安心できるように
飼っている猫が人見知りを起こす場合、キャットケージは必要不可欠になってきます。
人見知りをする猫は、家に知らない人が来るとカーペットの裏や押し入れの奥などに隠れて出てこなくなってしまいます。
特に、親戚が遊びにきたり、セールスなどのお客さんが家に出入りするとき、キャットケージがないと困ります。
私が飼っている猫は極度の人見知りで、親戚が遊びにきたときはパニックになってドアに頭をぶつけてしまったり、毛布にくるまって汗をかいて呼吸が荒くなったりしていました。
急な来客にも対応できるように、人見知りをする猫を飼っている人はキャットケージを設置して、猫がパニックを起こさないよう安心して隠れられる場所を準備しておくと安心です。
人慣れしていない元野良猫に慣れてもらうため
人慣れしていない猫、特に生後2週齢〜9週齢までの「社会化期」に人と接してこなかった猫を保護して室内飼いをしようと考えている方は、キャットケージが必須になります。
キャットケージを人が普段生活する部屋・空間に設置し、その中で猫に生活してもらうことで、「人間は危害を加えてこない・安心できる」ということを猫が認識し、人慣れするまでの期間が短くなります。
ケージを使わず、猫を部屋に放つだけでは、猫は人を恐れて隠れたままなので人慣れするまでに時間はかかりますし、脱出をはかろうとして壁やドアをバリバリと引っ掻かれたりしてしまいます。
ストレスはかかるけど強制的に人間が見える場所に設置するのが人慣れへの近道!
一時的な隔離場所として
洗濯物の取り込みや大きな荷物の搬送で玄関や縁側をしばらく開けたいときや、猫が苦手なお客さんの来客など、猫ちゃんには悪いけど「今はどうしてもこっちに来ないで欲しい」っていう場面はどうしてもあります。
そういったときに、一時的な猫の隔離場所としてキャットケージが役に立ちます。
- 玄関や縁側をしばらく開放したい
- セールスなどの来客時
- 猫が怪我や感染症にかかってしまったとき
- 地震などの災害時
- ガラスが割れたなどで危険物が床に散らばった
ちなみに私は、猫の一時的な隔離場所として自分の部屋を使っていたことがありますが、閉じ込められたのが不安だったのか、なんとか脱出しようとしてドアの下部分をベリベリと剥がされた経験があります。
部屋を破壊される可能性があるので、部屋を隔離場所として使うのはあまりオススメできません。
また、部屋の入り口が引き戸の場合、猫は自力でこじ開けることもできるので、万が一のことも考えるとキャットケージを用意しておくのがいいかもしれませんね。
トイレの場所を覚えてもらうため
猫は本能的に砂の上で排泄することを知っているので、トイレする場所を覚えるのも比較的早いです。
しかし、中には「トイレの場所をなかなか覚えてくれない・粗相を繰り返してしまう」という猫もいるので、そういった場合にはケージの中にトイレを設置して、トイレトレーニングをすることができます。
後悔しないキャットケージの選び方
次に、キャットケージを選ぶ際の注意点を以下にまとめました。
猫の大きさとケージのサイズを考える
基本的にキャットケージは1段〜3段までの3種類がありますが、そのサイズは猫の大きさと活動範囲に合わせて選ぶ必要があります。
例えば、1歳にも満たない子猫を3段のキャットケージに入れても、子猫のうちは跳躍力がほとんどないので段を登ることができません。
万が一、3段目から子猫が飛び降りると怪我をしてしまう可能性もあるので、子猫のうちは小さめのケージで十分でしょう。
また、体が大きい成猫や活発な性格の猫には、十分に動き回るスペースを確保するためにも大きめのケージを用意する必要があります。
猫は高い場所にいると優位性を得て安心・リラックスすることができるので、1歳を過ぎた頃からは3段ケージがオススメです。
トイレやベッドのスペースを確認する
キャットケージを選ぶときは、猫にケージ内で快適に過ごしてもらうために、猫用トイレやベッドを設置するスペースも考慮するのをオススメします。
人見知りな猫や人慣れしていない猫は、ケージの中で過ごす時間が長くなるため、猫が排泄を行うためのトイレスペースや、安心してくつろぐことができるベッドスペースも重要になります。
また、トイレやベッドの他にも、キャットフードや飲み水を入れるお皿を設置できる場所があればいいですね。
設置するスペースやインテリアとの調和も考える
キャットケージは大きいので、部屋に設置するとなると広めのスペースが必要です。
ケージを組み立ててから予定していた場所に設置してみると、「デカ過ぎておさまらなかった…」なんてことがないように、あらかじめにケージの大きさと設置するスペースの広さを測っておきましょう。
また、キャットケージは大きく目立つので、部屋のインテリアとの調和も大切になります。
素材の種類には、木製や鉄製、プラスチック製などさまざまな種類があるので、部屋のインテリアスタイル・好みやテーマに合わせて選ぶことができます。
キャットケージは高価なので何度も買い換えることはできませんし、片付けるのも大変なので慎重に選びましょう。
ケージは猫の安全と快適さを最優先に考えるべきですが、部屋のインテリアとの調和も大切にしたいですよね。
まとめ|キャットケージが必要な場面は意外と多い
キャットケージは猫の安全や一時的な隔離、旅行時の安心や医療処置のサポートやトレーニングなど、さまざまな場面で役に立ちます。
また、キャットケージを購入する際には、以下のポイントに注意しながら慎重に選びましょう。
- 猫のサイズに合った適切なサイズを選ぶ
- 設置するスペースとケージのサイズをしっかり測る
- 快適さを考慮しトイレやベッドも置けるものを選ぶ
- インテリアに合うデザインを選ぶ